先日、EBAC近畿ブロック研修会が三田ホテルにて開催されました。
当院は口臭治療の第一人者の本田俊一先生の「ほんだ歯科提携クリニック」として認証を受けており、毎年総会とブロック研修会に参加しております。今年の近畿ブロック研修会は、院長がブロック長をしていることもあり、地元三田での開催となりました。

口臭の原因は、お口の中の800種の細菌の代謝物です。虫歯や歯周病の治療をしていないなどの歯科的問題もありますが、生活習慣や食生活習慣などの問題もあげられます。
そして一番の原因は「唾液が機能していない事」です。
唾液はただの水ではありません!
★自浄作用(お口の中を自然に洗い流す)
★中和作用(飲食後に酸性になったお口の中を中性に保とうとする)
★再石灰化(唾液中のカルシュウムイオンやリン酸イオンが働いて歯の修復をする)
などの働きがあります。
口は消化管の最前端で、唾液中の消化酵素のアミラーゼが糖質を分解し、体内に吸収しやすくします。しっかり咬んで唾液を出すことにより、食べ物をまとめて飲み込みやすくするだけでなく、消化吸収も助けるのです。また病原細菌が体内に容易に入ってこないように、殺菌や抗菌作用もあります。
ところが口呼吸でお口の中が乾燥したり、病気や薬の連用で唾液を出す機能が失われたり、自律神経の乱れによって唾液を出すコントロールが上手くいかなるなど、いろいろな原因により本来の唾液の働きが出来ていない事が口臭を引き起こすのです。
この度当院では、自律神経のバランスを診断できる機械Body Checkerを導入いたしました。Body Checkerでは自律神経のバランスが診断できるだけでなく、血管の老化度なども測定できます。今後はストレスからくる顎関節症などにも応用していく予定です。


春は新しい出会いが多い季節です。ご自分のお口の臭いに不安をお持ちの方は、是非ご相談ください。