こんにちは。歯科医師の柳澤です。
この度、院長も所属しているJIADSという学会のペリオコース(歯周病に関するコース)を6ヶ月にわたって受講してきました。(この「JIADS」とは、米ボストンの世界的な歯科医師研修機関の姉妹組織で「日本先進医療研修施設」の略です。歯周病治療・補綴(虫歯治療のかぶせ物)・インプラントなどすべてのスペシャリストのための研修機関であり、歯科臨床の知識と技術をトータルに学ぶことのできる国内有数の卒後研修団体です)
歯周病は、プラークから発生するバクテリアによる細菌感染症のことです。正しい治療及び予防をしなければ、歯周ポケットが深くなり、ゆくゆくは歯が抜けてしまう怖い病気です。30歳以上の約8割が感染しているといわれています。
歯周病の進行度合いによって治療の方法は違ってきますが、まずは歯周病の原因であるプラークや歯垢を取り除く事から始まります。それに加え、歯科機器を用いてブラッシングでは取る事のできない歯石を取り除いていきます。それでも取りきる事のできない歯ぐきの下の深い部分に存在する歯石については、外科処置を行なってきれいに取り除くことにより歯周病の進行をとめることができます。
この歯周外科処置には、再生医療技術を応用することができます。例えば、若い時と比べて歯ぐきの位置が下がってきたと感じる事はありませんか。最新の技術をもってすれば、下の写真のように他の歯と同じ高さにそろえる事もできるのです。

↓

積極的な歯周治療について少しお話しましたが、きちんとしたブラッシング方法で毎日の歯磨きをされることこそが、歯周病からお口を守るのに最も大切なことです。
歯ぐきの悩みがある方、毎日の歯磨きに自身のない方は、お気軽にスタッフにご相談下さい。

歯科医師 柳澤聡行