筆者別アーカイブ

by たなか歯科医院
清涼飲料が危ない!!!
2007年 01月24日
皆様は”酸食症”という病気をご存知だったでしょうか?

酸食症とは、プラーク(細菌)とは関係のない”酸”によって歯が解かされる病気です。虫歯とはちょっと違った様相ですが、下の写真に認められるように歯が実質的に欠損してしまいます。そして、虫歯より恐い点は、その被害が大抵広範囲に及ぶことです。

この病気は、かつては強酸を扱う職業に従事する人たちだけが罹患する特別なものとされていました。ところが、最近では、酸性食品や胃液が原因で罹患する人が増えてきているようです。

そこで、今回は皆様にとって身近な清涼飲料との関係についてレポートさせていただきます。

清涼飲料にはクエン酸かリン酸のいずれかが含まれていて、この酸が歯を溶かしてしまうようです。摂取量が多くなればなるほど、酸食症に罹患するリスクは当然、上がりますが、量以外の要因についてはどうでしょうか。
それには、飲み方、飲む時間帯、温度などが関係しているようです。
飲み方については、歯への接触時間が延長されるような飲み方、たとえば
①コーラを口中にためて、のんびりと炭酸を抜いて飲む。
②ちびちび飲む。
③哺乳瓶で飲む。
などが挙げられます。特に、①はもっともリスクが高くなります。また、一気に飲むのに比べると、ストローで吸って飲むのはリスクを上げることになります。
次に、飲む時間帯についてですが、唾液の分泌量の低下する就寝時は酸食のリスクが増します。
最後に、温度についてですが、保存温度が低いほど唾液およびプラーク中のphが低下するという報告があり、冷凍庫に保存したものはもっともphが低くなるようです。

ということで、清涼飲料による酸食症にならないためには、”あまり冷やし過ぎないようにし、適度な量をコップでごくごく飲む。夜中にのどが渇いたときは、水か麦茶!”というのが良さそうですね。


デンタルハイジニスト 石丸あゆみ
by たなか歯科医院
歯の色~シェードテイキング~
2007年 01月22日
歯の色を見ることを歯科用語で”シェードテイキング”といいます。
自然な詰め物を作る際、当院では常駐しているテクニシャンが歯の色を見せていただきます。自由診療はもちろんのこと保険診療内のものでもできる限り患者様一人一人の歯の色に近いものをご提供できればと考えております。

歯の色は人それぞれ違うので、歯科技工の中でも難しい分野になります。ただ歯の色を見るだけではありません。”シェードガイド”と呼ばれる見本の歯の色を参考にして色を合わせていくのです。また直接見るだけではなく、デジカメで記録をとり、パソコンとにらめっこし一本一本の歯の色をチェックしながら作成するのです。

歯の色は時間帯・診療チェアーの場所・患者様のチェアーの角度など様々な条件をクリアしないといけません。ですから僕も日々先輩テクニシャン・ドクターに指導を頂き技術向上に努めております。歯の色を作る事はまるで美術のような世界なのです。

保険診療内のものでも使う材料が決まっていますが、できる限り患者様一人一人の色に近い詰め物・かぶせ物を作成し患者様に長くそして何よりも満足していただける物をご提供したいというのが僕のモットーでもあります。医院によってはシェードテイキングを行わず決められた色でしか作成しないことも少なくはありません。しかし作る以上は患者様が喜んでいただけるものを作成したいのです。そして患者様から”ありがとう”と満足していただける笑顔を見ると”テクニシャンになってよかったな”と、うれしくて疲れも吹き飛びます。

普段、診療ではあまりお目にはかかりませんが、もし診療室でお会いすることがあればお気軽に声をおかけください。
これからも患者様の笑顔を作るお手伝いをしていきたいと思っております。

デンタルテクニシャン 中村直登