保険の詰め物とセラミックの詰め物について。

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梅雨のじめっとした蒸し暑い日が続きます。夜も寝苦しく、寝た割に疲れがなかなかとれません。こんな季節はさっぱりしたものが食べたくなります。そうめんなどいいですね。美味しいものを食べてなんとか乗り越えましょう。

 

今回は保険の詰め物とセラミック(陶器を作る時に使う材料)の詰め物についてのお話です。日本の保険制度は、国民の誰もが治療を受けられるように考えられた良い制度です。この保険診療で詰め物を作る場合「金パラ」と呼ばれる銀色の金属を使います。この合金は、口の中で長期間しっかり機能できるように金、銀、銅、パラジウム等の金属をまぜて作られています。この金属を使った保険治療による詰め物ですが、実際にはどのくらいもつものでしょうか?

「歯科修復物の使用期限に関する疫病的研究」という論文によるとインレーは5.4年というデータがでています。理由としては、歯と金属の性質が違う事や、歯と金属を完全につける事ができない等が考えられます。そして、修復を繰り返すことによりその歯の寿命はどんどん短くなり最終的に失われる事になります。この流れを止める方法はないのでしょうか?

 

その方法の一つとして、早い段階でセラミックの詰め物をつめる方法があります。セラミックは歯のエナメル質と良く似た性質をしており、他の歯と同じようにすり減るため、咬み合わせに優しく金属ほど温度の影響を受けません。また、歯とセラミックはほぼ完全に接着させることができるため、すき間からムシ歯菌がほぼ侵入することもなく長持ちすることが証明されています。レントゲン写真で透けて写るため歯の異常が発見しやすいのも大きな利点です。なにより見た目がとてもキレイです。

当院では、三田市でもまだ数少ない「セレック」という最先端の治療法を導入しています。その日の内に歯を削ってセラミックの詰め物を作り、セットする1Dayトリートメントは仮封材(最終的な詰め物をセットするまでの間、歯につめる仮詰め)を使わないので、よりしっかり歯とセラミックをつける事ができます。通院回数や麻酔の回数が減らせるのも大きな利点ですね。

毎日歯磨きをしっかり行なうことは大変ですが、しっかり頑張りましょう。それでもムシ歯になってしまったら早めの段階で長持ちする治療法を選びたいところです。

自分の歯でずっと過ごせたら幸せですよね。

サンプル1.001   ⇔   サンプル2.001

                             歯科技工士 鍋田晋吾